左から
1人目:現 取締役 2023年6月1日付けで取締役副社長に就任予定 相原 知栄子
2人目:現 代表取締役 2023年6月1日付けで代表取締役会長に就任予定 中村 けん牛
3人目:現 取締役 2023年6月1日付けで代表取締役社長に就任予定 渡部 直樹
4人目:現 取締役 2023年6月1日付けで取締役副社長に就任予定 池宮 紀昭
このたび、2023年5月16日開催の取締役会において、下記の通り、代表取締役の異動(複数代表制への移行)および役員の役職(会長、社長、副社長)を新設いたしましたので、ご報告いたします。
代表取締役の異動(複数代表制への移行)および業務執行取締役4名の役職の新設に関するお知らせ
現 代表取締役 中村けん牛 よりご挨拶
(2023年6月1日付けで代表取締役会長に就任予定)
中村でございます。2002年12月の創業以来20年間、代表取締役を務めて参りました。その間、リーマンショックも経て、何度か大きな失敗をしながら、そのたびに、前に倒れるのか、後ろに倒れるのか苦悩しながらも事業に正対して参りました。不思議なもので、新しい価値、戦略、仕組みが生み出されて次の機会となるのもこのような時期でした。
近年は当社のKUSANAGI Stack事業も利益成長フェーズに入り、2023年2月に東京証券取引所スタンダード市場への上場を果たし、一つのマイルストーンを通過することができました。多くの失敗と価値創造を繰り返して、周りの皆様のご理解、ご期待とご支援に支えられながらの上場であったと思っております。
足下の当社の成長性は安定成長と非連続的成長の2つの成長領域で構成されています。一つは、KUSANAGIマネージドサービス、ライセンス提供等のストックビジネスおよびそれに付随するクラウドインテグレーションサービス等のフロービジネスによる安定成長領域です。もう一つは、近年引き合いが増加しており足下の成長エンジンとなっているCMSプラットフォーム統合サービス、知的財産権のライセンス展開、また、当社の生産性の基礎としてのハイパーオートメーション技術の事業展開等の非連続的な成長領域です。
後者のCMSプラットフォーム統合サービス、知的財産権のライセンス展開、ハイパーオートメーションについては、成長戦略3分野として、中長期での当社の成長性を決定づけるものと考えております。
近年は上場後の新たなステージでの経営体制を見据えて、オーナー企業型トップダウン経営から、上場後のパブリックカンパニーとしての分権型の組織体制、経営体制作りにも注力して参りました。
上場後の成長戦略3分野の事業推進を加速させて、成長戦略各分野での機動的な意思決定および業務遂行を実現するため、また、権限と責任の一極集中に起因する業務停滞のリスクを低減し、円滑なサクセッション推進のため、二代表制および役員の役職の新設を実施することといたしました。
当社役員一同あらたな気持ちで企業価値の向上に取り組んで参ります。皆様におかれましては、今後とも変わらぬご支援を賜りますよう心よりお願い申し上げます。
現 取締役 渡部直樹 よりご挨拶
(2023年6月1日付けで代表取締役社長に就任予定)
代表取締役に就任いたします渡部と申します。 当社は中村が20年間けん引し、東京証券取引所スタンダード市場に上場致しました。今回の二代表制はさらなる事業の加速に向けての取組の1つであります。 この事業の加速を実現するにあたり、お客様、当社従業員、株主の皆様に向けてメッセージをお伝えしたいと思います。
当社のお客様に向けては高品質なサービスを継続して提供し、お客様の問題を直接解決するためのサービスや製品の開発に取り組んでいきます。日本経済は人手不足感が大きく高まっており、技術革新や人材投資等によって生産性を大幅に向上していくことが求められています。当社が進めている成長戦略3分野の1つである「ハイパーオートメーション」 は、日本経済のこのような課題に対しての直接的な解決策の1つであり、お客様への導入を進めることで、日本経済の発展に貢献していきたいと思っております。
次に従業員の皆様へのメッセージです。 当社の強さの源泉は、従業員一人ひとりが持つ独自の才能、そして情熱、そして高い専門知識です。 当社は知的資本の形成と発現を繰り返し、お客様の期待を超える価値を提供し、業界をリードする企業であり続けたいと考えております。 そのためには皆様の協力が不可欠です。 私は皆様と共に、この挑戦を乗り越え、会社の未来を築いていくことを楽しみにしております。
株主の皆様に向けては、当社の特徴的な優位性を生かし、非連続的な成長を実現させることでスタンダード市場の「新潮流」を作っていきたいと考えております。 私たちの取り組みと業績をご理解いただけるよう丁寧な情報発信に努め、引き続きご支援いただけることを願っています。
また、副社長に就任予定の相原取締役・池宮取締役を含めて3名それぞれが担当する成長戦略3分野にコミットし、お互いに切磋琢磨し、協力し合い、中村代表と共に新たな潮流・新潮流を共に作っていけることを嬉しく思っております。
最後に、この重要な役職に任命されたことを、深く感謝し、誠心誠意、勤めてまいります。 今後とも変わらぬご支援、ご愛顧を賜りますようお願い申し上げます。
現 取締役 相原知栄子 よりご挨拶
(2023年6月1日付けで取締役副社長に就任予定)
取締役副社長に就任することとなりました相原でございます。プロダクトの開発やプラットフォーム事業者とのアライアンス、マーケティングを担当する企画開発部を管掌しております。
私は2013年にWordPressエンジニアとして入社以来、プロジェクトマネジャー、アライアンスやマーケティング、プロダクトマネジャーとさまざまな役割で新しい挑戦を続けながら当社の事業とともに歩んで参りました。
これは振り返りますと、2015年のKUSANAGI提供開始以来、当社のプロダクトが多くのお客様やユーザーの皆様、プラットフォーム事業者の皆様のご支持をいただき、KUSANAGI Stackとして成長していく流れの中での取り組みでした。
そして近年では、KUSANAGI Stackを構成する技術やブランドを知的財産という形でより多くの皆さまにご活用いただける新しいフェーズに入ったと考えております。
この知的財産権のライセンス展開は、国内および海外のホスティングサービス、SaaSサービス、CDNサービス等、対象となるサービスの範囲の広さと規模感から、当社の短中期の成長を形づくるものになります。
これらのサービスを提供する事業者の皆様と、共に事業を発展させるエコシステムを構築し、成長戦略3分野のひとつとして当社の成長を牽引するよう、取り組んで参る所存でございます。
また、当社のプロダクトやサービスは、お客様やユーザーの皆様の課題を解決する取り組みの課程で生まれ、成長してきたものです。この初心を忘れずに、持続的な価値創造を実現する組織体制を構築し、企業価値の向上を目指して参ります。
知的財産となる価値を創造し続け、世界に向けてライセンスを展開していくことは、私にとっても大きな挑戦です。皆様のご期待に添えるよう、真摯に取り組んで参ります。
今後とも変わらぬご支援を賜りますようお願い申し上げます。
現 取締役 池宮紀昭 よりご挨拶
(2023年6月1日付けで取締役副社長に就任予定)
取締役副社長に就任することになりました池宮でございます。2020年2月よりクラウドインテグレーション事業部を管掌し、「KUSANAGIマネージドサービス」や当社の成長戦略3分野の1つである「CMSプラットフォーム統合サービス」を担当しております。
現代においてデジタル技術が著しい成長を遂げ、Webサイトは企業にとって非常に重要な存在となっています。Webサイトは企業の顔であり、お客様にとっては情報収集や商品購入のための最も一般的な手段となりました。
Web担当者の皆様方には、これまでのWebサイトの運用に加え、セキュリティ向上が課題と認識されていることと思います。現代ではWebサイトがハッキングの標的になることが増えており、Webサイトの管理状況やセキュリティの穴を突かれることで顧客の情報が漏洩する可能性もあります。そのため、Webサイトのガバナンスやセキュリティに対する対策がますます重要となっています。
成長戦略3分野の1つである「CMSプラットフォーム統合サービス」事業は、そういったガバナンスやセキュリティの強化について、まずは現在運用しているサイトやシステムの整理から、その後の運用ルールの策定や保守改善まで、導入企業様の企業価値の保全及び強化にしっかり答えていきたいと考えております。
セキュリティ強化の一方で、Webサイトのご担当者様は、新しい機能の追加や改善などの課題にも直面しています。それらの多岐に渡る課題について、限られた人員でWebサイトの更新と保守を並行するのは難しい側面もあります。
当社ではWebサイトの保守に必要な機能の型化・自動化に重点を置き、改善に必要な時間と費用の最小化と確実な成果へのロードマップを提案することで、Web担当者の皆様方とともにWebサイトの改善と成功を実現していくことを目指しています。
当社設立からこれまでの20年間で積み上げてきた実績と技術を活用し「CMSプラットフォーム統合サービス」を立ち上げました。急速に成長を続ける自動化・AI化をはじめ、ITテクノロジーは日進月歩で発展を続けています。最新のITに精通し、スピード感、柔軟性も持って快適かつ安全なサービスを提供する。私自身もその様な志を持って、仕事お客様のWebに関わる改善とお客様のビジネスの成功に全力で取り組んで参ります。