初月134万PV獲得の注目の新メディア「fumumu」

株式会社NEWSYは、従来の広告やPRといった枠にとどまらないニュースを作ることをミッションにしており、独自のアンケート調査の仕組みを利用して取得したアンケート結果を、同社が運営するニュースサイト「しらべぇ」で紹介している企業だ。掲載した記事は様々なニュースアプリに配信されており、その様々な視点から書かれたユニークな配信記事を楽しみにしているユーザーは多い。そんな同社が、2018年4月から新たに提供を開始したのが、“女子の本音と好奇心をセキララに”をコンセプトにした、女子のリアルな本音や意外なデータを届けるWebメディア「fumumu」だ。女子大生編集長を中心に、女子大生ライターと女性ライターによって書かれた記事には、好奇心はあるけどリアルではちょっと聞きづらい内容についての本音で溢れている。毎日4本以上の記事を公開している同サイトだが、公開月には134万PV、翌月には150万PVを獲得しており、順調に伸びていくPV数が女子たちの熱い視線を集めていることを証明している。そんなサイトを支えているのは、同社による独自アンケート調査ではないだろうか。同社のアンケート会員には20代女性で4千人以上、20~60代男女で4万人以上おり、ライターや編集部が考えた質問やニュース発の質問を定期的に行っている。今後はTwitterによるアンケート調査も積極的に取り入れていく予定ということであるため、より読者の広がりを見せていくと予想され、その動向から目が離せない注目のメディアだ。
インフラを意識する必要がなくなり、本業へ集中
そんな順調な滑り出しを見せている「fumumu」だが、当初想定していたPV数より実際は多かったという。
もともと「しらべぇ」のサーバには「KUSANAGI」が採用されており、同サイトは同じサーバ上に同居する形で構築されている。そういったサーバ環境で、134万PV以上の数を獲得しても、閲覧のスピードには全く問題は表れておらず、さらに、同社の運用・管理費用の削減と、リソース不足によるサーバ構築の手間の軽減といった効果が現れているという。インフラ面での課題を考える必要がなくなったため、今後は、サグラダ・ファミリアのように、これで完成という形はなく、予定していた機能をWordPress側で取り入れつつ改修を繰り返し、時代の流れに即したWebサイトを作り上げていくようだ。株式会社NEWSY CTO 田村 啓氏は次のようにコメントしている。“正直、インフラの部分は「KUSANAGI」で問題がないので、特に考えていません。どちらかと言えばWordPressのアプリケーション側で追いついていない部分をどうするか考えています。「KUSANAGI」を入れてから1年半くらい経っているので、その辺の信頼性は十分実感しています。”
問題発生時でも、即時対応!安心のサポート体制
利用し始めてから通算で1年半がたつが期待通りの効果が出ているようだ。そんな中で印象的だった出来事といえば、CDNによる問題で画像の表示速度の遅延が発生した時だという。以前、別の事業者に委託時にこういった問題が発生した時は、同社が保守会社に遅延を指摘したことで気づき、対応されていたという。ところが、プライム・ストラテジーでは、サポートからの連絡で若干の遅延の発生を知り、さらにすでに対応が完了していることに非常に驚いたという。また、今では当たり前のものと感じられるほど、安定した高速化がなされているという。株式会社NEWSY テクノロジスト 金山 雅俊氏は次のようにコメントしている。“サーバの負荷状況を見ていると動いているのかと思うレベル。同じものを出しつづけられるということはすごい効率がいいということですね。“
⇒KUSANAGI導入前に自社サイトも高速化するかどうかチェックしてみる
⇒高速化を実現したKUSANAGIを見てみる
⇒担当者の運用負担を軽減できるマネージドサービスを見てみる
目指すは年度内に記事数を倍にし、攻めのコンテンツ作りを
「fumumu」の今後について聞いてみると、今年度中に記事数を今の倍に増やしたいのだそう。そのためにも、まずは今あるものを完璧な状態に持っていき、その後、攻めの改修もしていきたいと考えているようだ。
株式会社NEWSY 「fumumu」シニアエディター 京岡 栄作氏は次のようにコメントしている。“月間の記事数を増やしながら、ユーザあたりのページ閲覧数が増えるような改修に取り組んで、早く月間1,000万PVに到達できるようにしたい。また、女子大生・女性ライターを募集しながら、ライティングのできる学生以外にも、座談会に参加してくれたり、「fumumu」の取材に同行してくれたりする学生も、「fumumu友の会」みたいな形で増やしていきます。”