Web×メディアの将来性を感じた同社が運営する魅力的なWebサイト
2011年4月、Webメディア運営ベンチャーとしてスタートした株式会社メディア・ヴァーグ。同社の代表取締役 浦山利史氏は出版社に勤めていたことからメディアの面白さを感じていた。そんな中、当時運営していた個人ブログのオフ会開催時、80名ほどの読者が集まったことをきっかけにWebとメディアの将来性を感じ取り、立ち上げられた会社だ。以降、質の良いコンテンツを提供することを念頭に、自社独自のWebコンテンツのほかに、他社との共同メディアの立ち上げ・運営を行うなど、様々な方法でユーザーに情報を届け続けている。現在の収益構造は、プログラマティック広告やタイアップ広告をメインとして運営している。
そんな同社が設立当初から提供している「乗りものニュース」は、乗り物全般や公共交通機関の情報を広くわかりやすく届け続けてきた。その「乗りものニュース」の中で、特に評判がよかったクルマのコンテンツをスピンオフさせ、よりクルマの情報に特化したサイトが「くるまのニュース」だ。質にこだわった記事制作はもちろんのこと、若い人にもクルマの面白さを伝えられるよう、専門用語をわかりやすい言葉に変えるなどの工夫をしているという。クルマやバイク関連の記事を通して、『知らなかったことを知る喜び』を感じ取れるような内容を心掛け、幅広い層に受け入れられやすいその内容は、多くの支持を集め、現在では月間2000万PVを集める注目メディアとなっている。
右肩上がりでPV数を獲得してきた「くるまのニュース」のサーバ環境を見直し

「くるまのニュース」は昨年11月にシークレットスタートし、当初は月間数百PVからスタートしている。同社が持つ各メディア運営のノウハウを生かし、大手ポータルサイトやニュースアプリなどへの配信を行い、半年ほど経った時点で月間2000万PVを獲得するほどのメディアに育った。
スタート直後のPV数は大規模なものにはならないだろうという想定のもと、大手レンタルサーバ会社の共有環境を使用していたという。サイトのアクセス数が右肩上がりに伸び続ける中、もともと遅かったサイト表示がより遅延するようになってきた。
そんな中、大手ポータル配信サイトへの配信をきっかけにアクセスの集中が起き始め、サーバダウン対策とサイトの表示スピードを改善するために移設を実施することにした。
くるまのニュース 統括プロデューサー 坂口 巧氏は当時のことを振り返り次のようにコメントしている。「アクセスが大量発生した時にサイト表示が遅くなることは何度かありました。御社とのお付き合いの中で、他のサイトで実績がある『KUSANAGI』環境なら早くなるかなと考え、担当の方に連絡しました。」
Webの表示速度だけでなく管理画面へのアクセスが速くなった
導入後、管理画面とWebサイトの表示速度は改善され、期待通りの効果が発揮されているという。また、移設後に大手ポータルサイトからの流入による急激なアクセス数増加を確認し、プライム・ストラテジーの担当者から、同社の他のサイトでの経験もあったCDNの導入提案があり採用した。
その時のことを坂口氏は次のようにコメントしている。「運用保守という意味では、CDNサーバの導入提案をしていただき、画像だけ別から呼び出すことでサイトの負荷が下がり、ダウンすることなく運用できているので助かっています。 」
⇒KUSANAGI導入前に自社サイトも高速化するかどうかチェックしてみる
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高いけど技術力のある会社
順調に運用されているということだが、最後にプライム・ストラテジーへの評価について聞いてみたところ、坂口氏は次のようにコメントしてくれた。「弊社は複数の外部のエンジニアにご協力いただいていますが、WordPressで多種多様なWebサイトの構築・保守をされている御社から、HTMLやテンプレートの記述、サーバの構築について、アドバイスをいただければいいなと思えるほど信頼しています。御社のWordPressに対する技術や『KUSANAGI』を製作したことから、費用は高いけど技術力がある会社だと思い、弊社のお客様にお勧めしました。実際、お客様とプライム・ストラテジーの間で現在進行中のプロジェクトがあります。」