事例

世界中のサッカー情報を「深く」提供している大規模メディア『フットボールチャンネル』|サイトリニューアルとともにKUSANAGIの最新化で更なる安定稼働とセキュリティ向上を実現

KUSANAGI for AWS

出版社
安定稼働 運用効率の改善 迅速な対応 的確な提案 技術相談
お客様

導入前の課題

  • WordPressを利用していたがページビューの増加に伴い、セキュリティ対応やサーバのコスト増加が深刻になってきた
  • WordPressのコア改修改修アップデートやメンテナンスが難しくなっていた

導入後の効果

  • ページビュー増加に伴うことでリスクが大きくなるセキュリティ対応や表示速度の高速化が実現できた
  • サイトリニューアルとKUSANAGI最新化でアップデート対応やメンテナンスがしやすい状態になった

世界中のサッカー情報を集め、他媒体では読めないようなコンテンツにこだわる大規模メディア『フットボールチャンネル』

株式会社カンゼンは、常に新しい切り口を追求しサッカーや野球を始めとしたスポーツ実用書、写真集、児童書、サブカル本など多くのジャンルを取り扱う出版社である。

例えばスポーツの指導者向けに技術を解説するような書籍や、親向けの「食育」の書籍、子供向けに親子で一緒に学べることをコンセプトとした「こどもシリーズ」などがある。「こどもシリーズ」では今の社会のトレンドについて親子で学ぶことができる本となっており、例えば「こどもSDGs」「こども統計学」「こどもプログラミング」など種類豊富だ。

紙の書籍だけでなく、Webメディアにも力を入れており、5つのWebメディアを運営している。その中でも最大規模なのが『フットボールチャンネル』だ。日本代表やJリーグだけでなく、世界各地で行われているサッカーの情報を収集し、独自のコンテンツを発信し続けている。

サッカー×カンゼン

『フットボールチャンネル』について、取締役の海老沢氏はこのように語る。

「当社株式会社カンゼンは様々なジャンルのコンテンツを扱う出版社です。サッカーや野球などのスポーツに関する書籍の他に、最近ですと子供向けの教育コンテンツなどにも取り組んでいます。

また当社はWebメディアを通じてより多くの方に自社のコンテンツを届けており、その中の1つが『フットボールチャンネル』です。サッカーを愛する方々のためにサッカーに関するあらゆる情報を取材し、記事にしています。日本の情報だけでなく世界各国で行われているサッカーの情報をあまねくキャッチし、読者の皆さんの「知りたい」「読みたい」という感情に答えられるように、記事や企画の切り口や内容を吟味して他媒体では読めないコンテンツを提供しています。

サッカーのメディアは多くある中で、特徴としては一時的で表面的なコンテンツというよりはチームの戦術などを考慮した、深くサッカーの芯をつくような批評を入れたコンテンツを作っていることです。海外のメディアのように良いところは良い、悪いところは悪いということを大事にしています。そのために現場での取材からの生の声にこだわっています。」

WordPressを利用したメディアサイトとして規模が拡大していく中でセキュリティ、表示遅延など多くの課題が見えてきた

『フットボールチャンネル』はもともとWordPressで構築されたサイトであった。サイトの特徴上、ワールドカップ時の日本代表戦などの際には日本中から一気にアクセスが集中していた。そのためサーバ負荷の課題が出たタイミングでKUSANAGI環境を採用した。

その後、数年間運用を続けていく中で更に規模も大きくなり、Webサイトの見た目も古くなってきたことから同じWordPressでのサイトリニューアルの計画が立ち上がった。その際、引き続きKUSANAGI環境を利用するにあたりKUSANAGIの最新化によりパフォーマンスとセキュリティ面の改善の提案がプライム・ストラテジー社より行われた。

プロジェクトを担当したプライム・ストラテジー株式会社の大島(クラウドインテグレーション事業部)は提案について次のように話す。

「フットボールチャンネルはKUSANAGIがリリースされてすぐの2017年よりKUSANAGIを利用いただき弊社にて保守サポートを行っております。導入当時より負荷の高いサイトではありましたがKUSANAGIのパフォーマンスの高さや適切なサーバ構成により、代表戦などアクセスが集中するときでもユーザーは安定的に閲覧できるとともに、管理画面では記事更新が行えユーザーに最新の記事を配信できることが行えておりました。

しかし運用から5年以上が経過し記事や写真などデータの増加や継続的なサイト機能追加に伴ってサーバ負荷が高くなることが多くなってきておりました。またWordPressコアの改変を行われていることもありミドルウェアのアップデートも実施できない状況がありましたので、リニューアルのお話が上がった際に、このタイミングでKUSANAGI側も見直すことで負荷対策やセキュリティ面への対応も改善できるご提案をいたしました。」

当時の状況について海老沢氏はこのように語る。

「サッカーを扱うコンテンツのため更新性の良さや使いやすさというのはメディアサイトにとって重要だと考えています。その意味ではWordPressを利用することは自社の運用にとてもフィットしていました。フットボールチャンネルは2015年頃から大きなリニューアルを実施してきませんでした。

10年弱が経ち3つの点での課題を感じていました。1つ目はサイトの見た目が古くなっている点です。2つ目は利用していたWordPressのコアをカスタムしていたということからセキュリティの対応ができなかった点です。そして3つ目はアクセス増加に伴うAWSサーバのコスト増加です。セキュリティに関してはWordPressの他にもずっと利用していたKUSANAGI環境のサーバもミドルウェアのアップデートがしきれないところがありましたのでリニューアルのタイミングでKUSANAGIについても最新版にすることに決めました。」

大規模かつ突発的なアクセスがあるサイトのメンテナンス性と保守運用の体制を構築でき安定して記事を伝えられるようになった

カンゼン

WordPressでの大規模リニューアルをするにあたり、これまでの運用の反省点よりWordPressのコア部分には変更を加えない形でサイトデザインを新しくしていった。

Webサイトのアクセスが増えていくことは想定していたため、サーバ側に関しては引き続きKUSANAGIを最新バージョンにして利用することになった。

リニューアル時の状況について、海老沢氏はこのように語ってくれた。

「KUSANAGIはリニューアル前から使っていましたので、リニューアルした後もKUSANAGIを使うことは決めていました。というのも月間で1,500万ページビュー以上はあるサイトですので、この状況に対応できるサーバ環境はKUSANAGIしか無いと思っていたからです。

更にプライム・ストラテジーさんのマネージドサービスを利用することで、WordPressやサーバ側のセキュリティ対応もしていただけるため、当社ではより良いコンテンツを作ることに最大限注力できるようになりました。リニューアルのタイミングでKUSANAGIも最新版になり、サイトスピードもここから上げていく余地が出てきたとも思っています。」

現地取材が再開できるようになり、より良い記事も増やしていく中で、アクセスが集中しても安定稼働なサーバ環境の維持を引き続きお願いしたい

今後の株式会社カンゼンと『フットボールチャンネル』の展望や、プライム・ストラテジーに期待する部分について、最後に海老沢氏はこのように語ってくれた。

「ここ数年はコロナ禍の影響もあり、特に海外の現地取材については、十分にできない状況が続いていました。これは当社としても非常に悔しく我慢の時期となりました。

しかし世の中が再び動き出した現在、積極的に現地取材を行うことで記者が感じた現場の状況や感覚を入れた記事、いわゆる現場のネタを入れた記事を増やしていきたいと思っています。そうなると記事の質が上がり、読んでいただく人が増えると思っています。更に定期的に代表戦やワールドカップなどの世界的イベントが行われますので、プライム・ストラテジーさんにはどれだけアクセスが急増してもサーバーダウンの心配をしなくてもいいように管理をしていただきたいですね。

また当社としてはWebメディアとして『ベースボールチャンネル』『映画チャンネル』『カラダチャンネル』などを展開しており、現在新たなメディアサイトを立ち上げようと動いています。読者の皆様に役に立てるような良質な記事をこれからも出し続けてまいります。」

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