歴史ある日本最大の「教育」に関する専門新聞「日本教育新聞」を発行する「日本教育新聞社」
日本教育新聞社は、1946年創刊の日本最大の教育専門の新聞「日本教育新聞」を発行する企業である。中心読者層は小・中学校、高等学校の先生のほか、教育委員会やPTA、教育団体など教育に関わるあらゆる方を対象としており、毎週月曜日に発行されている。
そんな日本教育新聞では電子版も運営しており、教育に関する情報を「いつでも、どこでも。見たいときに。」をコンセプトとした日本教育新聞電子版「NIKKYO WEB」を2018年10月1日に開設した。
電子版では紙面掲載記事の他、過去の記事の20年分検索、細かい地域特有の教育実践の掲載、記者による記事紹介、先生へのインタビューなどの動画コンテンツの配信といった電子版の特徴を最大限に活用した様々な情報を届けている。現在は月間で45万ページビューもの規模となっているメディアサイトである。
日本教育新聞社について、教育マーケティング事業本部・広報室の水野氏はこのように語っている。
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教育行政に関するニュース、学校経営や学校現場の授業実践事例など教育界の最新情報を幅広く取り扱っている
「日本教育新聞社は主に学校の先生を対象とした専門新聞の日本教育新聞を発行しています。1946年の創刊からずっと、新聞の形で年間45回、教育現場の皆さんへ情報を届けてきました。社内には元先生や教員免許を持っている人も多くいます。
2018年からは電子版のNIKKYO WEBを開始し、毎週約70記事という多くのコンテンツを皆さんに届けられるようになりました。教育に関する有益な情報を多忙な先生方にスマートに受け取っていただくことを目指して運営しており、教育関係以外の方にも多く見ていただけるようにSNSでの発信も行っています。購読のための会員登録をいただくことで全ての電子版記事を見ることができますが、記事の中には購読していなくても見ることができるものもありますのでぜひご覧ください。」
従来のサイトでは記事の表示に8秒かかり、記事編集時の動作も遅く、ユーザーの利便性と編集効率が悪かった
旧サイトで利用していたCMSでは大きな問題があった。それはサーバ負荷の問題で記事の表示速度がかなり遅くなってしまっていたことである。本来は閲覧者には快適に記事を見ていただく必要があるがここが実現できていなかった。
また同時に社内で記事作成や記事編集の際に使っている管理画面の表示速度も遅く、1つの記事を作成、編集するのにかなりの時間がかかっていた。そこでサーバやCMSを含めてフルリニューアルを行うことにした。
当時について、水野氏、旭氏はこのように語る。
「当時はとにかく記事の表示の遅さが一番の課題でした。1記事開くのに8秒くらいはかかっていたと思います。これはサイトの特性上記事数が多かった事などの原因で発生していたサーバの問題でした。CMSについても新しいコンテンツを出していくことを見据えて、拡張性のあるCMSを利用したかったこともあり、サーバの見直しとサイトリニューアルを行うことにしました。また記事編集の際の管理画面動作についてもかなり表示が遅くなっていたため、根本的に見直しができればと思っていました。
候補として、拡張性の観点からWordPressを考えており勉強会などにも参加して情報収集をしていました。情報収集の中で、WordPressの相談をするのであれば、WordPressの書籍を出しているプライム・ストラテジーさんしかいないということで相談をさせていただきました。」
WordPressによるメディアサイトのリニューアルとKUSANAGIにより、20年分の記事を残したまま表示スピードが劇的改善、利便性も向上
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プライム・ストラテジーではサイトの要件定義から実施し、日本教育新聞社の実現したいこととWordPressやKUSANAGIで実現できることを決めていった。
数ヶ月をかけてリニューアルプロジェクトを実施し、拡張性がある状態での表示速度の改善を目指した。
当時について、水野氏、旭氏はこのように語る。
「今までの課題を解消し、今後使い続けられるメディアサイトの構築を行いたいと思っていました。新しいコンテンツとして考えていた動画コンテンツ配信や過去の20年分の記事量をどうするかなど、いくつかの注意点はありましたが、WordPressでリニューアルしたサイトでは過去の記事を問題なく残したまま、表示速度も劇的に改善し、記事編集の方でもストレスなく記事を提供できるようになりました。
最初はあまりにも速いので感動しましたね。サイトリリース後はいくつか機能開発も行っていただき、手厚くサポートいただいているので感謝しています。」
今後はますます教育に対しての興味関心を高めるようなコンテンツを継続的に届けていきたい
最後にNIKKYO WEBの今後について、水野氏はこのように語ってくれた。
「学校の先生をはじめとした教育に関わる人たちを応援する立場として、教育に対して世間の興味関心を喚起していくことが1つのミッションだと思っています。そのため、より多くの人に役立つコンテンツを増やしていくこと、サイトの利便性を上げるための機能開発なども行いながらNIKKYO WEBを大きくしていきたいです。」
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