税務・会計の専門家・実務家を情報コンテンツで支えるWeb情報誌「Profession Journal」
株式会社プロフェッションネットワークは、「プロフェッション(※)の養成を通して社会に貢献する」という企業理念のもとに、ビジネスの最前線で活躍する専門家や実務家をサポートするサービスを提供している。
その実務情報として提供するコンテンツは、税務、会計、法務、労務、経営各分野に及ぶ。その中でも税務・会計Web情報誌『Profession Journal』は税務・会計を中心に幅広いジャンルの最新情報・実務に役立つ情報を提供しており、プロフェッションネットワーク社のメイン事業となっている。
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(※)プロフェッション(profession)とは、英語のprofess=「神の前で宣言する」を語源とし、中世ヨーロッパでは神に誓いを立てて従事する職業として、神父や法律家、会計士、医者、教師、技術者などの知識専門家を指していました。そして神の詔命によってプロフェッションとなった人々には、社会や市民に対する大きな責任と厳しい倫理観が求められました。
株式会社プロフェッションネットワークについて、代表取締役の和田氏はこのように語ってくれた。
「当社は資格の学校として知られているTAC株式会社と、税務や会計などの書籍を刊行している出版社の株式会社清文社の合弁会社として誕生しました。
TACは専門資格を取得するための学校ですが、資格に合格をした後にはそこで受講生との関係性が途切れてしまうという事がありました。本来は合格して実務で活躍してからが本番ですので、関係性を継続することで様々な支援もできるところですが実現できていない課題がありました。実務が開始してからも継続的に知識をつけていく必要がありますのでここを支援させていただきたいということです。
そんな中で出版社の清文社と一緒に、プロの方向けに様々な情報を提供していくということで生まれたのがプロフェッションネットワークです。当社のサービスにはTACで学んでいた方もいますし、TAC関係なく税務や会計などの情報を求めて会員になっている方もいらっしゃいます。その会員制のWeb情報誌が『Profession Journal』です。
その他にもセミナーや研修開催、書籍販売も行っています。セミナーはTACの講師の方が中心に行うので、特にTACを利用していた方は教材や情報にも馴染みがあるというメリットはあると思います。」
サイト開発ベンダーとのコミュニケーションが上手くいかず、サイト運営に大きく支障が生じていた
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プロフェッションネットワークでは書籍販売やセミナー申し込みなど機能強化を図るため2022年よりWebサイトのリニューアルプロジェクトを開始した。
サイト公開後の情報更新をスピーディに行うためWordPressを利用してのリニューアルを進めていたが、開発を委託していたベンダーとの事前の確認やコミュニケーションが充分でなかったこともあり、リリースはできたものの当初想定のサーバ構成やWordPress機能が実現できていなかった。
またサーバに関しても知見のある人材が社内にいなかったことから今後のサイト運営に大きな不安があったという。
当時について和田氏はこのように語っている。
「リニューアルプロジェクトは途中トラブルがありながらもなんとかリリースまでこぎつけました。しかしながらサーバ構成や採用しているプラグインについて、弊社が要望したものとは異なっておりました。また社内体制が大幅に変更したこともあり、WordPressとサーバにおいて社内のメンバーも技術を知っている人がいないという状態でした。
これでは今後のサイト運用に支障が出るということで、安心してお任せできる会社さんを探していました。当社はWordPressを使っていますので、WordPressに知見のある会社を探していたのですが、知人からの紹介もありプライム・ストラテジーさんに相談をしました。」
「技術担当者がいない当社にも、噛み砕いてしっかり説明をしてくれましたし、安心してお任せしたいと思いました!」コミュニケーションの質を高め、良いサイト運用体制を整えられた
KUSANAGI導入プロジェクトを担当したプライム・ストラテジー社の大島(クラウドインテグレーション事業部)は次のように語る。
「リニューアル後の現状が『当初想定のサーバ構成』と異なる状況である、というのは伺っていたのですが現在のサーバ構造とサイト仕様についてはほぼブラックボックスで、この点を明らかにすることが提案にあたり最初のポイントとなりました。情報が散在していたりその情報が正しいのか?という確認をしたりと情報の紐解きを行いながら、現状のサーバ構成や利用しているWordPressおよびプラグイン、各種設定情報を整理しました。
プロフェッションネットワーク様では専門にWebサイトやサーバを管理する担当部門がないということで、弊社でのサーバマネージドを前提に管理しやすい簡便なサーバ構成や、現行サイトのセキュリティ改善施策をご提案しました。
またWordPress以外にメルマガシステムも稼働しておりましたが、このメルマガシステムのリプレイスは別フェイズに分けることで早急に対応が必要だったWordPressのKUSANAGI移行を優先したプロジェクト計画をご提案しました。」
KUSANAGI移設プロジェクトについて和田氏はこのように語ってくれた。
「WordPressに実績がある点はもちろんですが、契約前の段階からも信頼できる企業さんだなと思ったんです。当社は技術の会社ではないので正直リテラシーが高いメンバーがいません。そんな中でも、しっかりと噛み砕いて順番に説明してくれますし、何をどうしたら良いのかをご提案してくださったので理解も深まりました。AWSを使ったサーバ運用にも実績豊富でしたのでお願いしてみようと思うようになりました。
KUSANAGIマネージドサービスが開始してからも、細かいトラブルがあった際にも親身に速やかに対応いただけるのでとても心強いです。
またサイト内検索の機能を持っているのですがKUSANAGIにする前は検索がとても遅く、例えば書籍の検索をする際も結果が出ずにエラーが出てしまうこともありました。しかしKUSANAGIにしてからはそんな事もなくなりましたし、検索がスムーズになったことで実際に書籍の売上も伸びたのでとても良かったと思っています。」
安定したWebサイト保守と強力な支援を引き続きお願いしたい
最後に株式会社プロフェッションネットワークの今後の展望や、プライム・ストラテジーに期待する部分について和田氏に聞いた。
「より多くの専門化、実務家の方に当社のサービスを使っていただきたいです。まだまだプロフェッションネットワークの会員数は伸び代があると思っていますので、記事やセミナーなどの量と質を増やしていくことに取り組んで会員さんを増やしていきたいですね。
また今後としては、例えば会員の方同士での交流や情報交換ができるようなコミュニティスペースのようがもの作れると、更に盛り上がってくると思っています。そのためのインフラとしてプライム・ストラテジーさんには引き続きのアドバイスやサポートをお願いしたいです。」
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