事例

月間3,000万ページビューを超える大規模ニュースメディア『NewSphere』がKUSANAGI導入でコスト最適化と盤石な保守体制を確立

KUSANAGI for AWS

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運用効率の改善 的確な提案 技術相談 安定稼働
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導入前の課題

  • メイン事業であるメディアサイトの運用において、インフラ周りの保守を自社内で対応していたが今後の運用に限界を感じていた
  • 自社内のリソースをインフラ側ではなくメディア運営やコンテンツ制作に100%注力させるような体制を作りたかった
  • アクセス数の増加に伴いサーバ負荷もあがり、それに対応するサーバ増強でインフラコストも増加し続けるという状況にあった

導入後の効果

  • KUSANAGIマネージドサービスによりメディアサイトのインフラ保守を委託することができ、社内リソースを記事の編集やマネタイズなどサイトのグロース側に集中できるようになった
  • サーバ構成の見直し、サイト負荷要因の改善によりサーバ台数の削減とトータルコストの最適化が図れた

国際的な視点・価値観・知性をテーマに多様なジャンルの情報を日々届ける大規模ニュースメディア『NewSphere』

Skyrocket株式会社は2016年に設立され、メディア運営事業を軸にブランドスタジオ事業その他新規事業を展開している企業である。企業としては「コンパスのように人々の指標となり個々の視点や立ち位置を示す存在となること」を掲げており、世界とシームレスに繋がり世界に飛び立つ為の「国際感覚」を養うプラットフォームを提供している。

メディア事業としては月間閲覧数約3,000万PVという大規模メディアサイトの『NewSphere』、YouTubeやInstagramなどのSNSを通して、音楽・カルチャーのコンテンツを発信する分散型動画メディア『lute』がある。『lute』は総フォロワー数が15万以上にものぼる。

『NewSphere』は国際的な視点・価値観・知性を届けるニュースメディアとして多種多様な記事を扱っており、その主なターゲットはミレニアル世代である。同じ『NewSphere』の配下には、食や旅行関係の情報を扱う『Signpost』とアートやデザイン関連を扱う『DIRECTION』がありテーマごとにターゲットに向けた情報発信を行っている。

『NewSphere』について代表取締役の向井 雄一氏はこのように語る。

「Skyrocket株式会社は私含めて2名で創業したWebメディア運営をメイン事業としている会社です。主要メディアである『NewSphere』は国際的な視点や価値観をコンセプトに国内外のニュースを中心に日本のミレニアム世代に向けて毎月約200本の記事を配信しています。

記事に関しては検索からの流入はもちろん、Google Discoverやスマートニュースなどへの掲載で大きく閲覧が増えることがあります。またAP通信の英語記事をローカライズして配信も行っており、多様な記事のジャンルを扱っているのが特徴です。」

• NewSphere:https://newsphere.jp/
• SignPost:https://newsphere.jp/signpost/
• DIRECTION:https://newsphere.jp/direction/
• lute:https://www.youtube.com/c/lutemedia

少人数組織でのメディアサイト運営でサーバ側の保守運用の限界を感じていた

『NewSphere』サイトはWordPressで構築されており自社メンバーを中心にて運用されていた。自社内で運用することで必要な改善施策などをスピーディに対応でき、ページビューも順調に増えていっていた。
他方でサーバを中心に問題が発生した際には代表の向井様が直接対応するような状況で、今後サイト改善の施策を加速させるためにはサーバ運用体制に関しては見直しが必要な時期となっていた。

当時の状況について、向井氏はこのように語る。

「『NewSphere』はサイト立ち上げの時からWordPressで作られており、自社内にて運用を行っておりました。そのためサーバが問題なく稼働しているかの確認やトラブルが発生した場合の対応、プラグインやミドルウェア等のセキュリティ対応についても我々で対応する必要がありました。

従来は外部の事業者様のサポートも受けながらも何かあった際には私がメインで対応しており、インフラ周りの専門家が社内にはいない状況でしたので正直運用の限界を感じていました。理想としては完全に当社は手放しでサーバ側の運用をお任せし、自分たちはより良いコンテンツを作りメディアの運営をしていくことに専念することでした。
そのための保守のアウトソースについて色々調べていたのですが、WordPressを使いながら3,000万ページビュー規模の高い負荷に耐えられるサーバ運用の実績と専門性がある会社を探すのに苦労しました。WordPressを利用して数千万PV規模のサイト運用事例というのが少ないうえに、WordPressとサーバ保守運用に知見のある会社となるとなかなかなかったですね。

そんな中でプライム・ストラテジーさんを知り、高い専門性や大規模メディアの事例も見る中で相談してみようと思いました。」

プロジェクト統括担当のプライム・ストラテジー社の大島は次のように話す。

「WordPressを使った数千万ページビュー規模のサイトということで、確かにアクセス負荷が高いだろうと初期調査にて感じました。
ヒアリングや調査を進めるとアクセス負荷への対応として高スペックのサーバを10台以上も利用することで負荷対応をいらっしゃいました。この対応ではアクセス数が増えるほどに利用サーバ台数も増えサーバ費用も増えることとなりますので、KUSANAGIへの移設・サーバ構成の最適化により、サーバ台数の削減・クラウドコストの削減も保守運用体制の改善と共にこれまでの運用から改善できると思いました。」

サーバ側の運用を完全に任せられるKUSANAGIマネージドサービスで社内はメディア運営に注力できる体制ができた

KUSANAGIへの移設作業を担当したプライム・ストラテジー社の酒井はNewSpereサイトについて次のように話す。

「大規模サイトではあるものの当時利用されていたサーバスペックや台数からWordPress側にもボトルネックがある可能性を感じていました。
KUSANAGIへの移設と共にWordPressの調査を行うと、あるプラグインの挙動によりスローログが発生していることを確認できました。また『キャッシュを利用するとWordPressの記事更新が反映されない』という事情でキャッシュを使用していなかったこともわかり、当該プラグインの見直しとKUSANAGIの適切なキャッシュ機構を活用することでサイト全体の負荷軽減を図りました。
結果としてサーバ台数を半分以下にすることができましたので、移設作業を通じたコストの最適化を図れたと思います。」

KUSANAGIへのサーバ移設やマネージドサービス利用後について、向井氏はこのように語ってくれた。

「プライム・ストラテジーさんの事例は色々見ていましたし、ページビューが高いメディアサイトの運営ということでサーバ移設は事前に細かく打ち合わせをしながら進めていきました。実はサイト運用を始めた頃に外部の業者さんのサポートも受けてAWSサーバに移設をしたことがありましたが、その際にはかなり苦労した記憶がありましたので、今回はスムーズに進められるようにしていきたいと思っていました。

結果として大きな問題もなくKUSANAGIのサーバに移設をすることができましたので安心しました。またそれに伴ってミドルウェアの最新化やメディア運営の過程で増えていったプラグインの整理も実施できました。私の方で気付いた問題点を伝えたら原因の追求からやっていただけましたし私としてもかなり楽になりました。

移設後のサイト運用においてはKUSANAGIマネージドサービスの利用でサーバ側の運用をプライム・ストラテジーさん側にお任せできる状態になり、当社側は記事の編集やマネタイズなどのサイトグロースに集中できるようになりましたので満足しています。」

より良い記事を安定的に読者に届けていけるように、インフラの継続的な保守運用をこれからもお願いしていきたい

最後にSkyrocket株式会社と『NewSphere』の今後の展望や、プライム・ストラテジーに期待する部分について、向井氏に聞いた。

「『NewSphere』は当社のメイン事業です。どれだけ良いコンテンツを用意してもそれを読者の皆さんに届けられる状態になっていないと意味がありません。その点でサーバ側の安定運用は重大だと考えています。

メディアサイトとしてますます多くの人に記事を届けて大きくなっていくためのサーバ運用と保守運用体制を引き続きお願いできたらと思っています。」

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