KUSANAGIは3種類(php5.6,php7,hhvm)のPHPの環境が利用できます。
それぞれの設定ファイルがどこにあるか忘れがちなので、紹介します。
利用している環境の確認
まずは自分が利用している環境を確認します。
kusanagi status
ステータスの確認コマンドを実行すると下記のような結果が表示されます。
Type: lamp
KUSANAGI Version 8.1.0-1
-----
*** nginx ***
● nginx.service - The NGINX HTTP and reverse proxy server
Loaded: loaded (/usr/lib/systemd/system/nginx.service; enabled; vendor preset: disabled)
Active: active (running) since 火 2017-11-21 16:47:52 JST; 5 days ago
*** Apache2 ***
● httpd.service - The Apache HTTP Server
Loaded: loaded (/usr/lib/systemd/system/httpd.service; disabled; vendor preset: disabled)
Active: inactive (dead)
*** HHVM ***
● hhvm.service - HHVM virtual machine, runtime, and JIT for the PHP language
Loaded: loaded (/etc/systemd/system/hhvm.service; disabled; vendor preset: disabled)
Active: inactive (dead)
*** php-fpm ***
● php-fpm.service - The PHP FastCGI Process Manager
Loaded: loaded (/usr/lib/systemd/system/php-fpm.service; disabled; vendor preset: disabled)
Active: inactive (dead)
*** php7-fpm ***
● php7-fpm.service - The PHP FastCGI Process Manager
Loaded: loaded (/usr/lib/systemd/system/php7-fpm.service; enabled; vendor preset: disabled)
Active: active (running) since 火 2017-11-21 16:47:52 JST; 5 days ago
*** ruby ***
KUSANAGI Ruby is not installed yet
*** Cache Status ***
fcache off
完了しました。
ここのActive部分が active (running) になっているものが現在有効なphpの環境になります。
この例の場合はphp7です。
hhvmの設定ファイル
HHVMの設定ファイルは以下の場所にあります。
/etc/hhvm/php.ini
HHVMの設定は通常のPHPとは異なる場合があるため、変更する際はHHVMの公式ドキュメントを確認してください。
HHVM Configuration: INI Settings
php5.6の設定ファイル
php5.6の設定ファイルは以下の場所にあります。
/etc/php.ini
/etc/php-fpm.conf
/etc/php-fpm.d/www.conf
PHP-FPMを利用しているため3箇所になりますが、基本的なPHPの設定はphp.iniにあります。
php7の設定ファイル
php7の設定ファイルは以下の場所にあります。
/etc/php7.d/php.ini
/etc/php7-fpm.conf
/etc/php7-fpm.d/www.conf
こちらも基本的な設定はphp.iniにあります。
まとめ
どの環境の設定もデフォルトではWordPressに合わせてチューニングされたものになっています。
LAMP利用で別のソフトウェアを利用する場合、php.iniの変更が必要になることがあるため、設定ファイルの場所は覚えておくといいかもしれません。