~グローバルソフトウェア企業としての成長をめざす
プライム・ストラテジー株式会社(代表取締役 中村けん牛、本社所在地:東京都千代田区)が開発・提供する超高速CMS実行マシン「KUSANAGI」の累計稼働台数(※)が、提供開始(2015年6月) から7年で7万台を超えたことをお知らせいたします。
※提供中の28プラットフォームのうち、計測可能なKUSANAGI累計稼働台数。
KUSANAGI累計稼働台数の推移
提供開始から7年にあたる 2022年6月5日時点で累計稼働数60,030台、9月1日時点65,334台、2023年2月28日時点で70,067台と順調に推移しております。
2015年6月の「KUSANAGI」提供開始以降の累計稼働台数の推移は下図のとおりです。
直近の展開
ベースOSの拡充
直近は、KUSANAGI 9でのベースとなるOSの拡充とクラウドへの展開に注力してまいりました。現時点では、CentOS Stream 8、CentOS Stream 9、AlmaLinux OS 8、AlmaLinux OS 9 の2種4バージョンのOSに対応しております。
ご利用いただけるプラットフォームについては公式サイトの以下のページをご確認ください。
KUSANAGI 9のご利用が可能なプラットフォーム
対応CMSの拡充
CMSを取り巻く環境は複雑化しており、多くの企業が複数のCMSを複数のバージョン、異なるプラットフォーム(クラウドやレンタルサーバ等)で運用し、セキュリテイやWebのガバナンスに課題を抱えている状況です。
複数のCMSに対応することで、KUSANAGIを共通の基盤としてご利用いただくことができるようになり、これらの課題の解決につながると考え、対応するCMSの拡充も進めてまいりました。現時点では、KUSANAGI 9では、WordPress、LAMP/ LEMP、FCGI、Movable Type 7、Drupalのプロビジョニング(配置)に対応しています。
「KUSANAGI 9」が「Movable Type」に対応
https://www.prime-strategy.co.jp/information/kusanagi-9-movable-type/
「KUSANAGI 9」がDrupalに対応
https://www.prime-strategy.co.jp/information/kusanagi-9-drupal/
開発方針
「KUSANAGI 9」への移行
長くご利用いただいておりますKUSAGI 8のベースOSであるCentOS 7は2024年6月30日にEOL(サポート期限)をむかえます。EOL以降はアップデートが行われなくなるため、KUSANAGI 8のアップデートの配信と新規提供を終了する予定です。 今後の新機能につきましてもKUSANAGI 9を中心に開発提供を進める方針です。
そのため、皆さまにスムーズにKUSANAGI 9に移行いただけるよう、引き続きKUSANAGI 8を提供中のプラットフォームへのKUSANAGI 9の展開を進めるとともに、現在提供しておりますマイグレーション(移行)機能の拡充をおこなってまいります。
CentOS Stream とAlmaLinux の位置づけ
KUSANAGI 9でご利用いただけるOSは大きくCentOS StreamとAlmaLinux OSの2種類です。
CentOS Streamは Red Hat Enterprise Linux(RHEL)のアップストリームとして提供されているLinuxディストリビューションです。KUSANAGIのCentOS Stream対応版は十分な検証を行ったうえでいちはやくアップデートを取り入れることができます。そのため、開発・検証用途や非商用環境を中心に、商用環境でもご利用いただける環境として開発をおこなっています。
AlmaLinux OSはRHELに完全な互換性をもつ Linux ディストリビューションです。AlmaLinux OSはサポート期間も長く、安定しているため、商用環境に適しています。そのため、KUSANAGIのAlmaLinux OS対応版については商用環境でのご利用を前提とし、より長期間安定的に利用頂く環境として有償版を中心に開発をおこなっています。
CMSプラットフォームとしての機能の拡充~有償版の利用拡大
KUSANAGIは用途や規模に応じて以下3つのエディションからご選択いただけます。
無償版
KUSANAGI をお気軽に試してみたい方向けの個人ユース版です。KUSANAGIの標準機能をご利用いただけます。
Business Edition
ビジネスユース向けの有償版KUSANAGIです。「安心」「安定」が求められるWebサイトにご利用ください。WordPressの動作保証と、対応OSのEOLまでのリポジトリからの各種モジュールアップデートに対応しています。
Premium Edition
ビジネスユース向けの有償最上位版KUSANAGIです。大規模メディアサイト、大規模企業サイト、大規模文教サイトなどにご利用ください。提供しているKUSANAGIのすべての機能がご利用可能なほか、高速化エンジン「WEXAL® Page Speed Technology」搭載で多層的な最適化による表示高速化の実現に対応しています。
KUSANAGI公式サイト:エディションとアップグレード
KUSANAGIのご利用の目的として、大きな特徴である表示高速化だけではなく、CMSの運用プラットフォームとしてのニーズが高まっております。そのため、Business EditionにCMSの運用プラットフォームとして役立つ機能の拡充を予定しており、ユーザーの皆さまだけはなく、ベンダーやプラットフォーム事業者の皆さまに向けて有償版としての価値を高めて行く方針です。
KUSANAGIのご利用の目的として、大きな特徴である表示高速化だけではなく、CMSの運用プラットフォームとしてのニーズが高まっております。そのため、Business EditionにCMSの運用プラットフォームとして役立つ機能の拡充を予定しており、ユーザーの皆さまだけはなく、ベンダーやプラットフォーム事業者の皆さまに向けて有償版としての価値を高めて行く方針です。
また、Premium Editionには、UI のテスト機能等の追加を予定しております。
これにより、有償版の利用の拡大、CMSプラットフォームとしての業界標準をめざしてまいります。
ロードマップ
プラットフォームへの展開
2022年12月現在、KUSANAGIは世界34カ国251リージョン、国内外の主要な28プラットフォームでご利用可能です。KUSANAGI 8のEOLにむけ、これらのプラットフォームでKUSANAGI 9をご利用いただけるよう進めるとともに、ご利用いただけるプラットフォームを拡大してまいります。
また、現時点ではBusiness Edition / Premiumは Azure、AWS、GCP、Alibaba(KUSANAGI 8)からの提供となっており、その他のプラットフォームからはアップグレードライセンスの購入によりアップグレードが可能となっております。国内外のプラットフォームとの連携を深め、プラットフォームからのBusiness Edition / Premiumを直接提供いただけるよう進めて行く方針です。
現時点では、株式会社NTTPCコミュニケーションズの提供するWebARENA IndigoProでのBusiness Editionの提供を予定しています。
当社は今後ともユーザーの皆さまの多種多様な課題を解決し、「KUSANAGI Stack」を成長させるとともに、パートナーの皆さまとの連携を深め、エンタープライズOSSエコシステムの発展の実現に向けて進めていくことにより、安定した利益成長、ガバナンス体制を確保しながらも、さらなる知的資本の形成を通じ、非連続的な成長を実現させて、スタンダード市場の新潮流を創って参りたいと存じます。
その他
超高速CMS実行マシン「KUSANAGI」について
KUSANAGI はプライム・ストラテジーが開発・提供する高速でセキュアな仮想マシンイメージです。世界34カ国251リージョン、国内外の主要な28プラットフォームでご利用可能(2022年12月現在)で、累計稼働台数は6.5万台を超えています(2022年9月現在)。
KUSANAGI 9では、一般的なクラウド環境 (*1) においてページキャッシュ利用時に1秒あたりの同時リクエスト数約25,000超 (HTTP時) 、ページキャッシュ非使用時に1秒あたりの同時リクエスト数約210超 (HTTP/HTTPSとも) を実現します。また、標準のLAMP環境 (*2) と比べ、ページキャッシュ使用時に約2,330倍の、ページキャッシュ非使用時に約20倍の高速化を実現します。
個人ユース向けの「無償版」、ビジネスユース向けの有償版「Business Edition」、Web高速化エンジン「WEXAL® Page Speed Technology®」を搭載したビジネスユース向けの有償最上位版「Premium Edition」の3つのエディションを提供しています。
KUSANAGI 公式サイト:https://kusanagi.tokyo/kusanagi9/
*1 Microsoft Azure Standard D4as_v4インスタンス (2.35Ghz AMD EPYC 7452 プロセッサ 4 vCPU, 16GiB), Premium SSD LRS, 東日本リージョン, KUSANAGI 9.1.0-1, PHP 7.4.27, Nginx 1.21.4, MariaDB 10.5.13, WordPress 5.8.2 で計測
*2: Microsoft Azure Standard D4as_v4インスタンス (2.35Ghz AMD EPYC 7452 プロセッサ 4 vCPU, 16GiB), Premium SSD LRS, 東日本リージョン, CentOS 7.9.2009, PHP 5.6.40, Apache 2.4.6, MariaDB 5.5.68, WordPress 5.8.2 で計測
プライム・ストラテジーについて
本社 :東京都千代田区内神田1-2-2 小川ビル10F
社名 :プライム・ストラテジー株式会社
代表者:代表取締役 中村 けん牛
上場市場:東京証券取引所スタンダード市場
証券コード:5250
事業内容:
KUSANAGI Stack事業
マネージドサービス・クラウドインテグレーションサービス・ライセンス
KUSANAGI Stackの開発と提供
・超高速CMS実行環境「KUSANAGI」
・高速化エンジン「WEXAL® Page Speed Technology®」
・戦略AI「ONIMARU® David」
URL:https://www.prime-strategy.co.jp/about/
本件に関するお問い合わせ
プライム・ストラテジー株式会社 広報担当 相原までお寄せください。
プライム・ストラテジー株式会社
東京都千代田区内神田一丁目2番2号 小川ビル10階
URL:https://www.prime-strategy.co.jp/
TEL:03-6551-2995(代表) / FAX:03-6551-2941
※本プレスリリースに記載されている社名、製品名などは、各社の登録商標または商標です。